深圳なう−深センでの金属加工調達について

弊社の海外調達の約８０％は中国深圳からの調達です。
非常に協力関係の強い工場が多くあります。

■深圳市（シンセン）について
深圳市は香港と隣接した経済特区であり北京、上海、広州に次ぐ
第四の都市。
香港に隣接するが故に発展した都市で地方出身者が多く流入し
広東省にあるが広東語の使用率が非常に少ない。
製造業が非常に発達しており金属加工メーカーのレベルも高い。

■金属加工工場について
深圳の中でも宝安区に非常に多くの金属加工工場がある。
中国国内の中でも非常に製品レベルが高い。
ただし春節等のワーカーの移動で工場長等の転職等で製品レベルが
極端に下がる事もあるので注意が必要である。

■深圳での調達の注意点
非常に多くの貿易会社（商社）が存在し、その多くがメーカーと
名乗っている。
大手商社を退職した日本語担当者が独立し、貿易会社を立ち上げる
場合も多くある。
事実、弊社にメーカーとしてアプローチして来ていた会社が
工場を持たない貿易会社だった事が発覚しました。

弊社ではスタッフが視察済みのメーカーとの直接取引を行ないスピーディで
安全な調達を行っております。

・今回の2月春節明けに深圳に出張致しました。
レベルが高い工場が多くとも、数ヶ月に一度は現地に訪問し工場の
監査を行なっています。
また先述の通り、春節後で製造現場でのキーマンが辞めていたり
していないかのチェックを行いました。
また、新規工場の開拓を行い新たに2工場レベルの高い機械加工
工場と契約を結びました。

・今後の弊社と中国工場とのパートナーシップについて
現状としては中国工場にはカントリーリスクがあるとは言え、
ファーストチョイスである事は事実です。
賃金は相変わらず上昇傾向ですが台湾、韓国に比べて賃金はまだ
安価であり、またエリアとしても日本から近いため送料等、間接費用も
安価です。
今後は賃金が上昇している沿岸部だけでなく内陸部の工場とも連携し
コストパフォーマンス　の高い製品提供を行なって参ります。