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調達コストを削減する方法とは?
注意すべきポイントや海外調達の可能性も!

製造業界において、調達コストは利益に直接影響が出るものです。そのため、調達コストの削減は、多くの製造業者にとって大きな課題だと言えるでしょう。

そこで今回は、調達コストを削減する方法について、私たち阪井金属製作所で実際に効果があった事例に触れながらご紹介していきます。

また、調達コストを削減する際に注意すべきポイントや、コスト削減に繋がる海外調達の可能性についても解説していますので、ぜひ参考にご覧ください。

調達コストを削減する際に注意すべきポイント

調達コストの削減方法をご紹介する前に、まずはコストカットにあたって注意すべきポイントを見ていきましょう。

ポイント①:価格交渉を最優先事項にしない

調達コストを下げる手っ取り早い方法は、価格を値切ることでしょう。
しかし、矛盾しているようですが、調達コストを削減したいのであれば、価格交渉を最優先事項にしてはいけません。なぜなら、価格交渉を最優先事項にしてしまうと、生産性や品質の低下に繋がる恐れがあるからです。

仮に、満足いく調達コストで交渉が成立したとしても、供給者であるサプライヤーはそのコストに見合う労働力で対応しなければなりませんので、品質や生産性が低下したり、納期に遅れが生じてしまう等の影響が考えられます。

また、過度な価格交渉が続くと、サプライヤーとの関係が悪化する可能性も否めません。

日本では古くから「三方よし」という経営哲学が重んじられていますが、買い手・売り手の両方が満足し、さらに社会貢献にも繋がっているというビジネスを目指していきたいところです。

ポイント②:協力会社のキャパシティをオーバーさせない

調達コストの削減に向けて注意すべきポイントの2つ目は、製造会社や加工工場といったサプライヤーのキャパシティをオーバーさせないことです。

先ほどの価格交渉もそうですが、無理な納期や工期の要求は、キャパシティオーバーを引き起こす原因になります。キャパがオーバーしてしまうと、普段なら丁寧に実施できている作業がおろそかになってしまったり、業務上のルールを守ることができずに何らかのトラブルが発生する可能性もあります。

つまり、協力会社に対して無理な要求を押しつけることは、調達コストの削減に繋がるどころか、反対に不必要なコストを招いてしまうことがあると考えなければいけません。

調達コストを削減する8つの方法

注意すべきポイントを踏まえて、本題である調達コストを削減するための具体的な方法を8つご紹介していきます。

  1. ロット数を増やす
  2. 素材・材質を変更する
  3. 加工方法を変更する
  4. 混載便を利用する
  5. 公差の緩和を提案する
  6. 品質管理を見直す
  7. フォーキャスト(見込み)を共有する
  8. 海外調達も視野にいれる

それでは1つずつ見ていきましょう。

調達コスト削減①:ロット数を増やす

調達コストを削減する方法の1つ目が「ロット数を増やす」です。

モノづくりの現場では、ロット数が増えるほどロットあたりの単価が低くなる傾向があり、この仕組みを利用して調達コストを削減することをボリュームディスカウントと呼んでいます。

さらに言えば、試作段階からオリジナルの金型や治具を作っておけば、初期費用はかかりますが、トータルで見るとコスト削減に繋がるでしょう。

調達コスト削減②:素材・材質を変更する

調達コストを削減する方法の2つ目が「素材を変更する」です。

製造の現場でよくあるのが、この素材でなければいけない・この性質でなければといけないといった思い込みが、コスト削減の足かせとなっているケースです。

実際、ヒアリングを重ねているうちに「ある一定の強度を超えていればOK」「サビにくい材質であればOK」であったことが判明し、材質を変更したことで大幅なコストカットに繋がった事例が多々あります。

調達コスト削減③:加工方法を変更する

調達コストを削減する方法の3つ目が「加工方法を変更する」です。

金属加工には様々な工法がありますが、各工法には不向きなことや不可能なことが存在します。

代表的な例を挙げると、内角部のピン角は切削加工ができないため、ワイヤー加工や放電加工など他の加工工程と組み合わせる必要があります。工程数が増えると、その分生産性は低下しやすいですし、コストが上乗せされる可能性も否めません。

この場合、ピン角をR(アール)に設計変更することで、工程数が削減できるため、コストと加工時間の削減に繋がります。

つまり、調達コストを下げるためには、素材の選択と同じく「この製品はこの設計でなければならない」という思い込みを捨てることが大切だと言えるでしょう。

調達コスト削減④:混載便を利用する

調達コストを削減する方法の4つ目が「混載便を利用する」です。

混載便とは、異なる荷主の貨物を1台のトラックやコンテナなどでまとめて輸送する、いわゆる相乗りスタイルの輸送方法です。輸送にかかる費用がおさえられるため、調達コストの削減に貢献します。

一方、混載便のデメリットは、輸送ルートが決まっているため、希望の日程通りにイベントが進まない点にあります。また、容量にも限りがありますので、ある程度余裕を持った発注・納品スケジュールを組む必要があるでしょう。

調達コスト削減⑤:公差の緩和を提案する

調達コストを削減する方法の5つ目が「公差の緩和を提案する」です。

公差とは、決められたサイズや容量から多少ずれてはいるものの、動作や見た目に不具合が発生しない、許容範囲内の差を言います。

公差を緩和する大きなメリットは、加工方法が変更できるという点にあるでしょう。従来の公差を守るために、仕上げ工程等を踏む必要があったものの、公差を緩和したことで、工程数が少なくなり、調達コストの削減にも成功したという事例はよくあるケースです。

調達コスト削減⑥:品質管理を見直す

調達コストを削減する方法の6つ目が「品質管理を見直す」です。

品質管理とは、製品の品質を維持するために行う様々な取り組みを指します。適切な品質管理を徹底することで、未然にトラブルが防げるようになり、またトラブルが発生した際も早期発見できます。引いては、調達コストの削減にも繋がるというわけです。

そして品質管理には、校正(較正)、5S管理、4M管理、3M管理などがあります。

  • 校正(較正):実験機器や検査機器等の動作確認
  • 5S管理:「整理・整頓・清潔・清掃・しつけ」の管理
  • 4M管理:「作業者・設備・作業方法・材料」の管理
  • 3M管理:「ムリ・ムダ・ムラ」の排除に向けた活動

サプライヤー側での管理体制の徹底・見直しはもちろんこと、発注側も定期的に品質管理をチェックする体制を持つなどし、現場品質をキープしていくことが大切です。

調達コスト削減⑦:フォーキャスト(見込み)を共有する

調達コストを削減する方法の7つ目が「フォーキャスト(見込み)を共有する」です。

製造現場において、生産計画は非常に重要なものです。製造現場では、製造の指示が入ってから製品が完了するまでのリードタイムが少なからず発生しますので、あらかじめ先の予定がわかっていないと、材料の調達や在庫管理に支障が出てしまうからです。

過剰在庫や機会損失は、品質低下や利益の損失を招く原因となりますので、調達コストを下げるためにも、業者間でフォーキャスト(見込み)の共有を実施しましょう。

調達コスト削減⑧:海外調達も視野にいれる

調達コストを削減する方法の8つ目が「海外調達も視野にいれる」です。

海外調達の最大のメリットは、コストが大幅にカットできることです。私たち阪井金属製作所は、お客様のニーズに合わせて中国・ベトナムにあるパートナー工場への転注を勧めているのですが、実際、多くのお客様が約20%ものコスト削減に成功しています。

また、日本国内では手に入らない素材・部品・製品の調達が可能になる等のメリットもあります。

一方で、輸送コストがかかる、言葉や文化の壁がある、材質イメージがわからない…といったデメリットがあるのも事実ですので、海外調達を検討する際は、メリットよりもデメリットの部分をどう解決できるか?といった観点に着目して、斡旋窓口となる会社を選ぶと失敗が防げます。

調達コストの削減は協力会社の選定が重要!

今回は調達コストを削減する方法についてご紹介しましたが、調達コストを削減するには、価格だけで決めずに見積内容(加工精度、加工技術)に見合った協力会社の選定が非常に重要だと言えます。

しかし実際は、「現在の状況ではコストカットが難しそう。かと言って、サプライヤーとは長い付き合いもあるし転注するのも……」という方は多いでしょう。その場合は、取引先を2拠点持つ二社購買(複数社購買)や、必要な部品を各工場・各事業所で調達する分散購買といった選択肢もありますので、あらゆる方向性から調達コストの削減に向けた可能性を考えることが大切です。

金属加工&海外調達なら阪井金属製作所

阪井金属製作所ではご用途に応じてさまざまな金属加工提案を行い、経験豊富なスタッフがお客様に寄り添いながらモノづくりでのお悩みやお困り事を解決いたします。

また、海外調達のプロフェッショナルとして、中国・ベトナムでの製造、人材確保、進出など製造業の海外展開の窓口として、数千件の取引実績を有しています。

  • 日本同等の品質(弊社現地スタッフによる品質管理)
  • 設計から組み立てまでワンストップで対応
  • 日本語でのコミュニケーション可
  • 販売戦略コンサルティングにも対応

海外調達についてご興味・ご不安がある方は、ぜひお気軽に私たち阪井金属製作所までご相談ください。zoomなどによるオンラインミーティングも対応可能です。

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